「セミが鳴かない」に思うこと

  • Day:2011.08.22 16:30
  • Cat:一般
今年はことあるごとに「セミが鳴かない」という言葉をやたら耳にしました。
しかしながら私が確認したところ全くと言っていいほど例年通りでしかありません。

今年初は、6月28日に市内のグリーンセンターで聞いたニイニイゼミの鳴き声です。
夕方近い時間でしたが、敷地内で3匹ほどが鳴いていました。
これまで毎年初夏にはセミの声に特に注意して聞き入っていましたが、
それでも例年6月中に夏蝉を聞いたことはなかったので驚いてしまいました。
私がこれまでに確認した中では最も早いものとなりました。
他の地域では6月20日ころを過ぎるとニイニイゼミが鳴き始めるところもありますが、
この地域で聞いたのは今年が初めてです。

その後5日ほどすると、市内各所において徐々に鳴き声を聴けるようになり、
7月も10日となった頃にはニイニイゼミの大合唱・・・ 圧倒されたものです。
ちょうどその頃には夕刻にはヒグラシも聞こえるようになりました。
ヒグラシはその清涼な鳴き声から、俳句では秋の季語とされますが、
実際にはニイニイゼミと同じく他の蝉に先駆けて鳴き始める初夏の蝉です。
セミの声を聞き、今年も夏が訪れたなぁとしみじみ思ったものでした。
(ミンミンゼミやアブラゼミは例年でもこの時期ではまだ発生はまれです。)

そしてその頃・・・7月10日前後・・・

セミが鳴かないとの声を徐々にいろいろなところから聞くようになりました。
ツイッターや掲示板などをはじめとする各所で大変多く聞いたものです。
ネットの発言のみならず、私の親もそう言っていました。

しかし私から言わせてもらうと、何をおかしなことを言うのだと思いました。
ニイニイゼミやヒグラシはこんなに、とても元気に鳴いているのに・・・
また今年は聞きに行く機会がなかったのですが、ハルゼミ類は例年と同じように
鳴いているとネットにて鳴き声の録音ファイルを聞かせていただきました。

しかし7月10日前後では、例年から「いかにもセミ」な鳴き声の
アブラゼミやミンミンゼミはまだ初鳴きすら迎えていないことが多いのです。
それどころか年によっては、ニイニイゼミがやっと初鳴きを迎えるころです。

「いかにもなセミ」の初鳴きは大体7月20日前後ですから、まだ10日近くあります。
なのでこの時期に鳴く鳴かない言うのは時期尚早も甚だしいものです。

鳴かないと言われつつも、7月14日には市内でもアブラゼミの初鳴きを聞き、
その後はまったくいつもと変わらないペースで各地からアブラゼミを確認しました。
ちなみにミンミンゼミも同様で、18日に新宿副都心で初めて聞いたのを皮切りに、
東京や埼玉の各地で鳴き声を聞くようになりました。


またツクツクボウシは8月10日に初めて聞き、少しずつ増えてきています。
これまた例年と全く差は見いだせません。

ツクツクボウシまで出揃ったことから、この地域で確認されるセミはいつもどおり
全て出揃ったことになります。

また地域・年によって個体数・出現時期の変化があるのは当然のことなのです。
例えば葛飾ではわんさかいるのに飯能では全然いないとかいうことがあるのは、
普通の話です。普段は意識されないですが、実は普段からそうなのです。
去年はいっぱいでも今年は少ない・・・これも普通です。
一部地域で鳴き始めが遅い、他地域より少ないということも聞きましたが
これまた普段どおりです。

ちなみに言うと、毎年「セミが鳴かない」という声を毎年聞いていますので、
これに関しても、平常通りと言ったところですねw

今年は特段多かったですが・・・

Read more...

スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。